コア・テクノロジー
小賀坂スキーについて
3つのテクノロジー
フロント・フロート・システム
F.F.S:Front Float System
トップ側の接雪点を従来より数%ブーツセンター寄りにしたフロントロッカー形状と、フロント・リード・ファンクション(F.L.F)とが相互に作用し、ターン中のトップ部の雪面抵抗を最適に分散させ、雪質や斜面の状況にとらわれることなく、安定したエッジグリップと走りを生み出します。
フロント・リード・ファンクション
F.L.F:Front Lead Function
スキーの角付けで、たわみが出しやすく、内傾角度を大きくとれるようになり、“楽に”そして“素早く”谷回りのターンが可能になります。さらに、角付けをすればするほどエッジの接雪長が長くなるため、エッジグリップ力と滑走安定性が増します。また、エッジングの可動範囲が大きくなり、スピードコントロールが容易になります。(PAT.No.3837716)
パワープラットフォームファンクション
PPF:Powerplatformfunction
芯材に板状のアルミ合金を埋め込み剛性等を部分的に高め、スキーの性能を向上させるシステムです。足下に配置することで足下のグリップ力が格段に向上し、相対的にスキーのトップ&テールがしなやかに感じられます。また、足下のたわみが抑えられるためたわみ止まりし、スキーの安定性が向上します。スキーの構造特性によって芯材の上部または下部に配置されます。
3種類のスキー構造
サンドウィッチ構造
特殊F.R.P、A7178などで強化したシートを芯材(ウッドコア)の上下にラミネートした積層構造で、スキーでは最も基本的な構造です。
サンドウィッチ構造は、全ての構成材がラミネート状態となっているため、スキーのたわみに対して最も内部歪みの発生しにくい構造となります。このため、スキーの上面に加わる力をそのままダイレクトに雪面に伝えることができます。更に、ターン中はその力をキープすることができるため、オーソドックスでマイルドなスキーになります。
ツインキール構造
独自開発のサンドウィッチ&キャップ構造です。
センター部は『キャップ構造』で高トーション性を、トップ部とテール部は『サンドウィッチ構造』で高フレックス性を出し、さらにトップからテールの全長にわたり衝撃吸収に優れたABSサイドウォールを配してトーション、フレックス、ダンパーのトリプル効果を発揮する複合構造です。